50
みなさんこんにばんは!
本日はゴールデンウィーク最終日、あいにくのお天気でしたね☂️
新型コロナウイルスの感染拡大がなかなかやまず、緊急事態宣言下ですので、連休中はステイホームしていました。
ワクチン接種が広く多くの方々に行き渡るまでは外出は必要最小限にして少しでも感染拡大を防ぎましょう!
日本で接種されるファイザー製のワクチンは変異種にも有効との結果もでています。
5月の半ばぐらいから、最初はご高齢の方対象ですが各医療機関向け(いわゆる近所のお医者さん)にワクチンが十分に配送されるようです。
こんな状況のなか、まさかこんな状況にいるとは思ってもいませんでしたが…
5月5日子どもの日がやってまいりました。
こんな時に申し訳ございませんが…
50回目の誕生日を迎えました。
人生節目の50になりました。
39から40になったときは、ああもう若さだけでは乗り切れない歳になってしまったなと、どちらかと言うとネガティブな感覚でしたが今回は全くないです。
まさに泰然自若というか、ゆっくり落ち着いた気持ちで迎えることができました。
上に30歳の頃の写真(左)をのせてみました。そして50になった自分も(右)
…歳をとりましたね
歯科医師になって駆け出しのあの頃は一生懸命だけが売りの若造でした。熱血全開!全力で全員俺が治してやる!みたいな……思い返すとほんとお恥ずかしい限りです。
今の自分から見ると、つっこみどころが満載ですね。
うまくいったらはしゃいで、うまくいかないと落ち込んで、いちいち上下動が激しかったなぁと思います。
毎週のように研修会やら勉強会やら、あちこち顔出して、明け方まで理想の歯科治療を熱く語ってました。
こんな若い先生いたら、見てて面白いでしょうねぇ。まるでコントを見てるみたいで(笑)
鍛えがいがありそう。
若いときは「もっと上手になりたい」「小さい症例はいらない、もっと難しい症例にチャレンジしたい」「もっと最新の技術を身につけたい」「もっと高価な器械を使いこなしたい」「同期はもっとすごい症例やってる」
もっと、もっと、もっと…と常に自分に満足できないというか、しんどい生き方をしてましたね。
こういうパターンは若い先生に多いですね。
「おいおい、それは本当に患者さんのためなのかい?自己満足になっていないかい」と若い自分に問いかけたくなります。
ただ、成長する過程において、そういう気持ちや姿勢はとても大切です。
良いことも、悪いことも、様々な経験を経て歯科医師として、人間としての今の自分がいます。
50歳になった今、謙虚にあるがままの自分を受け入れつつ、まず第一に本当に患者さまにとって何が大切なのかを冷静になって考えることが何より大事だと思います。
診療においては、小手先の新しいテクニックや便利な機器よりも、痛みのない治療を心がけるなど、歯科治療の根幹をなす基本的な手技、技術がとても大切な事だとあらためて認識しています。
そろそろ、そのへんの微妙で繊細なコツを若い先生に伝えていかないといけませんね。
育ててくださった師匠の先生、先輩の先生方、ここまで支えてくれた家族、スタッフの皆さま、友人、そして何よりも診察させていただいた全ての患者さまのおかげで今の歯科医師としての私がいるんだなとつくづく思います。
本当に感謝してもしきれません。
これからも1日1日を大切に、より一層おひとりおひとりの患者さまに喜んでいただけますよう、いつも支えてくれるスタッフ全員を大事に大切にして過ごしてまいりたいと思います。
最後に、このコロナ禍においては、口腔の不健康が重症化の一要因とも言われております。医療に携わる者として、皆さまの健康に最大限に役立ちたいと考えております。
普段の通常診療はもちろん、歯科医師として何かコロナ感染対策・予防でお役に立てるならば、すすんで参加させていただく心づもりです。
また皆さまのために1日1日頑張りますね!